2015年06月15日

第32回関西地区心身統一合氣道体技発表会

大会委員長挨拶として、に四つのことを申し上げました。

 一つは、植芝盛平翁を生涯の師として仰ぎ、翁の難解な言葉で伝授されようとした合氣道の真髄を幾多の修行を通じて、悟られた藤平光一(合氣道最高位十段)先生。それは、「真の合氣道とは何か」でありました。
さらに、昭和20年代、合氣道界最強のスターとして、わが国は元より、諸外国に広められました。

 真の合氣道を世に伝えるべく、新たに出発としての拠点として「財団法人氣の研究会」が設立されたこと。
そして、40年を経た今日、大いなる役割を果たして、今年3月をもって終焉を迎えました。
私達は、この事実を、永遠に伝えていかなければなりません。

 次に、二代目会長として子息の藤平信一氏が新たな目標を掲げて、新しい組織造りに果敢に挑戦され一般社団法人心身統一合氣道会として、一定の成果を生み出されたことであります。
今後の心身統一合氣道の形成発展に、皆さんの力添えが是非必要なのであります。宜しくお願い申し上げます。
 最後に、藤平先生が、わが国の漢詩の偉大な師、徳富蘇峰の高弟として、その知識を生かして、「誦句集」が存在します。その集大成と云うべきものは、「争わざるの理」であります。

このことを理解する一つとして、針ヶ谷夕雲(江戸時代前期に活躍。元は柳生新陰流、後に無住心剣夕雲流を創設。柳生石舟斎・山岡鉄舟をして、その前に立っただけで何も出来なかったと言わしめる)の言葉を伝えまます。
その言葉とは、すなわち、「『勝とう、勝とう、思ってはならない』。自らが『負けるとは何か』、について研究をしなければならない。そして、只、『負けない』とのみ思慮するのであります‥。」この言葉は、私の長年の求道歴において、大いなる変化を生じさせました。(針ヶ谷夕雲が、後世に残した言葉と心のありようは、其の弟子の小田切一雲「天真独露」(原漢文)で残されています)。今日此処に紹介申し上げます。

本日の大会に於かれましては、この深遠なる一つの言葉に想いを馳せて頂き、今大会に挑戦して頂ければ大変喜ばしいことです。この言葉を持ちまして、挨拶と致します。
大会委員長奥山弘邇
posted by 弘心 at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする