次に「…自らの人生は、自らの心がきめる。そして、すべて心で始まり心でおわる…」という言葉があります。
私は心の法則について、修練場で三年間話をさせて頂いた。
武道、華道、茶道など全てにおいて、自らのものとするためには、その根本は「心」の問題を解決しなければならないことを伝えました。
いくら技を習得して上手くなったとしても、真の意味で役には立たない。
合氣道を例にとれば、理念は「争わざるの理」。目的は「人格を造る」ことにあります。
最初に、
・何のためにうまれてきたのか
・今何のために生きているのか
・あなたの心はどこにあるのですか
・心とは何なのですか
・幸せとはどの様なことを云うのですか
・心を清らかにするとはどういうことを云うのですか
・真善美、善とはどのようなことですか
・氣づき即行、現実大肯定・清濁併せ呑む、とはどの様なことですか
このことについて、即座に答えがかえってこなければならない。
すなわち、以上の言葉を頂点にして、自らのものとして、確固たる不動心を得なければならない。
真・善・美の持つ真理を掴むことが重要です。
「心が身体を動かす」という原理を日常生活の中において、実践することです。
いま目にしたこと、出会ったこと。いまおこっていること、など一瞬の変化に全てが決して偶然ではなく必然である、と認識することが最重要です。
すると心と身体が今までとは全く異なった反応を示すようになります。「心が身体を動かす」ということに意識が働きだすのです…。
ここまでが一段階です。つづく