お手紙読ませて頂きました。返事に時間が掛かりました。良く頑張っておられます。大変嬉しい限りです。では一つずつ私の考えをお話しましょう。
そのT、「……日々起こる出来事にあててみて…ピッタリ当てはまる言葉がなかなかみつかりませんが…」について。
私が今まで道場でお話した中には、沢山のヒントがあります。
私が、師、安岡正篤先生から学んだ幾つかの言葉をお教えしましょう。
「感恩の心………人は思えば思うほどいろいろの「お陰」で自分というものができていることが分かる。そこで、いろいろなお陰でできた自分だから、いろいろ報いなければならない。我々は天地の恩、人間の恩、教の恩など、あらゆる恩の中にある。
これにたえず報いてゆくのが生活である。」
「六中観………忙中閑有り(忙しさの中でも心の余裕を見つける)。苦中楽有り(苦しい時でも楽しみを見つける)。死中活有り(身を棄ててこそ浮かぶ瀬もある。)壺中天あり(どんな境遇にあっても自分だけの世界を作る)意中人有り(心から尊敬する人を持つ。)腹中書あり(心身を養って経綸に役立つ学問をする。)
この言葉から思いを馳せて見て下さい。
次に、ものごとをただ、見るということ、あるがままにみるということ、とらわれずに見る、といことです。
正しくみるということは、純粋に、あるがままにみるということです。
人は普段「見る」と言う行為において、目と言う感覚器官をつかってただみているわけではないのです。過去の経験、体験を通して、又、世の中の常識や、また人や本から学んだ知識のイメージも加わって…、そして「好きだ」「嫌いだ」などと、目に映ったものを見ています。このように物差し、感情等のフィルターを通して見ています。
自分では、目で見ているつもりかも知れませんが、実は心のなかのフィルターを通した「心の目」で見ています。これらを外した状態ね何も色を付けない状態で見ること、それが本当に正しく、あるがままに見ることです。それが正しく見るということなのです。
次に「力を抜く」ということについてです。自分を無いと実感することではありません。
心の中を無にすること共に「力を抜いた」と思うことなのです。
肩の力を抜いて、などといいますね。その時は、いったん両肩をギュッと上に上げて、そして下にストンと落とします、その時の身体の状態を言います。
試してください。
言いわけについて、この本真は、自分の氣づきを持って心の動きを知ることです。
言い訳はしないことです。素直に心の動きを正しい方向にむけることです。
すなわち、純粋な透明な心を持って見ていくことです。
全てのものは変化し、きえていく。そのことに気付くことが大切です。前述のあるがままに見ることなのです。そして、思いを正しましょう。瞑想をして「今ここにいる」ことを習慣づけていくようにします。過去でも未来でもない「今ここにいる」ことで不安や心配のない、しあわせで愛に満ちたあなたになれるのです。
そして見返りを求めず相手の喜びを自分の喜びに…。
次に「…何か起こると…あきらめることでしょうか…」についてです。
あきらめることではなく、自らの外側も内側も正しい教えを実践する、そして常に良い行為を繰り返すことです。間違ったことであれば、それをばねにして二度とおなじことをしないと言いきることです。そして、そのことは全て放下します。忘れてしまうことなのです。なぜ?それは過ぎ去ったことは、最早過去のことなのですから…。
最後に、行動も生活も、内面の修行も、凡て精進です。悪行をせず。自分の心身を大切にすることを続けます。今まで自分を責めていたのなら、その記憶も淨めていきましょう
「ポジティブに考える」のではなく、「どちらにも心を使わない」のが理想の状態です。
心を超えて、愛と一体となる為に瞑想を続けていきましょう。
深く集中した先に、自分の本質の理解があります。
そして、すべて自然の法則に従った生活を行うのです。
まだ、書き足りませんが、ご容赦ください。何からヒントにして頂ければ幸甚です。
奥山弘邇 拝
2024年07月29日
2024年07月15日
アスペルガー症候群の特徴
○ アスペルガー症候群の特性は、子どもも大人もかわらない。
○ 暗黙のルールを察するのが苦手なので、言動が問題視されるのは社会に出てからのほうが多くなる。
○ 相手の感情をくみ取ることも、自分の感情を伝えることも不得意である。
○ 話し手の言葉を表面的な意味通りに受け取るので、言外の意味や含みのある言葉、冗談などは通じにくい。
○ 話し方で感情表現するのは苦手なので、単純な話し方になりやすい。
○ 手順やものの配置など、自分のルールが崩れると混乱してしまう。
○ アスペルガー症候群は「孤立タイブ」「積極奇異タイブ」「受け身タイプ」の三つに分けられる。
○ 五感を中心に、感覚の隔たりがある。
○ 周囲とうまくかかわれないことで、強い不安やストレスを感じ続けると、二次障害として別の病気になるこがある。
○ 心の病気ではないが大人になるまで気づかないことがある。
○ 自閉症といわれる症状から広がる一連の障害。
○ 生まれつき脳機能の不全が原因。
○ 薬や手術で治すことはできない。
○ 本人の努力と共に、周囲の理解と適切な関りが必要。
○ 他人とのコミュニケーションがとれない。
○ 心身症、対人恐怖症、気分障害、(うつ症状)、摂食障害、睡眠障害などの病気が二次障害として表れる。
○ 遺伝子による遺伝的要因と化学物質などによる環境的要因によって、脳に障害が起こって生まれてくる。
○ その他
以上ですがアスペルガー症候群を「治す」ことしできる治療法というものは、今のところありません。そもそも「治る、治らない」という考え方が当てはまらないといえます。ただし、心身症や気分障害(うつ病)睡眠障害といった二次障害にたいしては薬物治療なとどが有効な場合もあるので、専門医の診察を進めるとよいでしょう。との専門医の見解でした。 以上
発達障害問題について
○氏の日常的挙動から、約一年間客観的に観察を致しました。その経過から
一つの判断を致しました。
日常的行動と精神的傾向については、次のようなことが分かりました。
・自分中心で自分のことしか頭にない。
・相手のことを考えられない。
・全体を見ようとはしない。
・教えたことは頭に入らない。
・人の話には入らない
・目を合わせない
・覚書などの文章全体の内容が理解できない
・自分に関係あるところだけに目を向ける
・相手との対話など相手の了解なく録音する
・被害者意識が強い
・全体をみることが出来ない
・人の話を聞こうとはしない
・同じ話や言葉を何度も繰り返す
・話の流れを無視する
・空気が読めない
・周囲とうまくかかわれない
・こだわりが強い
・その他
以上のことを知人の専門医に相談をしたところ、次のような判断を下されました。
「発達障害の一つアスペルガー症候群」ではないか。
この視点から○氏を観察したところ、理解することが出来ました。