2024年11月05日

令和六年度台湾台北教室への指導について(報告)


京都府舞鶴市字久田美1618番地
心身統一合氣道会弘心館道場
師範 奥 山 弘 邇

令和六年度台湾台北教室への指導について(報告)

標記の件、台湾への心身統一合氣道の指導は2009年から今回で23回を迎えました。今回の指導経過につきまして報告します。
                   記
日  時    令和6年10月18日(金)〜21日(月)まで。
場  所    中国文化大學 武道場・民生釈社区活動中心・武少林台北道場
目  的    ○原点に戻っての基本的項目について。
○心身統一合氣道指導(初心者向け・初段・二段・三段の体技)
○心身統一道の指導
        台北教室会員の家族との交流・台湾合氣道会との交流その他。
経 過
今回の台湾への目的は、原点に戻って「氣とは何か。心とは何か。心が身体を動かすとは如何なることか。心身統一道とは何か。心身統一の四大原則とは。心身統一合氣道とは何か。心身統一合氣道の五原則とは。操体感覚20項目について
説明。特に理念は「争わざるの理」、目的は「人格の涵養を図る」について説明。
解説表武を通じて伝えました。

第一日、中国文化大學において修練実施。
第二日、武少林台北道場において修練実施
第三日、民生釈社区活動中心において修練実施
参加者総数……約150名



特に藤平光一先生が生涯の師として仰がれた植芝盛平翁。私が盛平翁から学んだ技を、私が142cmに身をかがめて190cm、体重120kgを相手にして一瞬に崩したとき、この技は、藤平光一先生の技と同じなのです。則ち、力を完全に抜くとできるのです、と言いますと大きなどよめきがありました。
それ以降は、参加者の観る目が違いました。
私は台湾での指導は、如何なる人も排除は致しません。すべて来るを拒まず、といたしております。
そして、物事には真理がある、との言葉通り真理が示すものには全ての人の心を引き付けます。台湾の合気道を学んでおられます方々、熟考の上私のもとに参加されますのはそれ所以であります。
最後に参加されました人からメッセージが届きました。その内容は次の通りです。
「先生 昨日の稽古で色々刺激を受けて、大変勉強になりました。今回の講習を受けて、心は行動に影響を与えることを実感し、貴重な経験をいたしました。
また、心とは何か? 合氣道とは何か? 新しい視野で考えさせることが出来ました。本当にありがとうございます。これからも探究と修練を続け、次回会う時少しでも成長が出来るよう頑張ります。 呉」
この言葉で今回の湾台北教室の指導は成功裏に終ることが出来たと確信を得ました。
そして台北教室の会員の皆さんには、ワンゼネレーション30年先を観て活動をして下さい、と伝えております。
これを持ちまして報告とさせて頂きます。

以上

posted by 弘心 at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする