マスコミは、大々的に取り上げている。
しかし、一向にその復興については進んでいない現実がある。
特に「がれき処理」については、今だ5%しか処理されていない。
阪神淡路大震災時においては、2千数百万トンは一年間で処理された
実績がある。
国会審議がTV中継されているのを見ている限り、どうも真剣さが見られない。
一番の不足は、復興計画のグランドデザインがきっちりと決められていない
ことに原因があると考えられる。
大阪府T市で多くのビッグプロジェクトを担当してきた。中でも、二十三万トン
の焼却残さを処理できる最終処分場…、日焼却量360Tの24時間連続ストーカ
方式の焼却場新設事業、地域防災計画、防災都市づくり計画などを手掛けた
経験から言えば、基本となる構想がブレナイものとして確固たる信念で
造りあけられたものがなければならない。
国レベルで考えれば、昔つくられていた「…全総」いわゆる、全国総合開発計画の
ようなものとリンクした新たな計画、すなわち日本国の将来像を50年、100年先
を見こして造られたものと、国難となるような大災害・外国からの攻撃による
破滅的被害を受けた場合の祖国再生計画(仮称)のようなものが必要ではないか。
そのような計画の基本構想・計画があれば、もっと早く進むのではないか、と思う。
舞鶴市の市長が、今日の新聞によると、瓦礫処理について条件付きで舞鶴市が協力
する、とした記事がのった。
エビでタイを釣るような下ごころで協力されていないことを願う。
市民と行政が最良の策を求めて十分な協議がなされることを願いたい。
地方自治法の理念は、市民の生命と財産を守ることであることを肝に銘じて
ほしい、
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