2015年01月02日

自分の中に宇宙生命と森羅万象を観る 自分の中に宇宙生命と森羅万象を観る

この文章は、合氣道創始者植芝盛平翁に仕えた内弟子の方が日頃の翁との会話の中からメモをした言葉を纏められたものである。一般には、難しい宗教用語をもっての説明で、その意味を知るのは難しいものであった、と云われているが、実は、そうでない一面を知ることになる。その一部を紹介する。

「生命を粗末にするような奴には合気道をやる資格はない。わしは武道の真髄として万有愛護を教えておる。お前さんはこの植芝が、神社を作っているのがわからんのか、合気道は、ワシが作ったものじゃない。

合気道は宇宙の法則秩序を体術を通じて覚醒してゆく学びだ。
君らの生命という名の歴史を顧みれば、「万有愛護」の原点、お前さんは宇宙から来ているんだよ!

神を何処でみるんだ?自分の中だ、自分の中にある宇宙生命と森羅万象の中に脈々と生きている生命は、同じものなんだよ。
つまり万有愛護も自分の中にあるのだ。
そういうことがわからず、殺生する者に合氣道修業の資格はない。

山河草木は自己の延長であり、逆に森羅万象の延長が自分である。
自分の體で、手足はもちろん、髪の毛一本、自分で作ったものはない。

それに氣づかずして、合氣道はない。合氣道は森羅万象からも学ぶものだ。大自然の営みを見て、合氣の何たるかを悟らなければならない」

この文章が本当に植芝盛平翁が喋られたのかどうか、についてはその真偽を確かめるすべはない。
しかし、大筋においてその通りの想いは感じ取ることは出来る。

盛平翁の高弟であった人物、当時の合氣会の総師範部長であった合氣道十段位の藤平光一師範が
新しい角度から合氣道を見つめて、盛平翁の思想を系統的に分かりやすく分類して、一つの合氣道として確立したことは新しい武道の在り方を示したものと思う。

具体的には、徳富蘇峰からもその才能を認められた藤平師範が、二十一項目の内容からなる言葉を「誦句集」に纏められた。その内容は、実に、植芝盛平翁の言葉を包括してものである。

posted by 弘心 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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