2016年06月14日

懐かしい想い出 懐かしい想い出 懐かしい想い出


ふとTVの相撲中継(大阪場所)を見たら何所かで見た顔があった…、画面に映ったのは、審判員を務めておられる桐山親方でした。この方は元黒瀬川。今から何年ぐらい前だろうか、三十年以上は経っていると思うが当時財団法人氣の研究会の東京本部道場で、髷を結った力士が来られていました。
当時財団法人氣の研究会理事で有泉金水氏という方がおられた。氏は医者で、氏の医院に、東村山出身の黒瀬川関が診察に来られて、「どうしても十両からは上に行くことができない、相撲を辞めようかと思う…」とその胸中を訴えられた、すると、先生は「一度、合氣師範の藤平光一先生に会われては…」と言われた。そのことが始まりでした。

当時、プロの力士で十両ともなれば、素人などは全く叶わないほどの力の持ち主です。その力士が藤平先生と相撲をとった。不思議にその力士がコロンと土俵にひっくり返ったのです、何度やっても力士は、藤平先生を負かすことが出来なかったのです…。「これが氣の力というものです…」と淡々と説明されていたのが、衝撃的印象でした。

確か、千葉県勝浦の日本武道館研修センターでの研修会の時、研修が終わった後、藤平先生は、ロビーでテレビを見ておれました。九州場所(福岡)でした。黒瀬川関が負けた時、「云う通りやっていないなぁー、」と独り言…。
暫くして、先生に電話が掛ってきました。「そうだょ。そのことを忘れては駄目だよ…」と黒瀬川関からの電話に応えられておられたのを今もはっきりと思い出します。

その後、黒瀬川関は、小結まで、昇進されその後引退して、現親方になられて活躍されています。三日前の場所での審査員として、アナウンサーが「桐山親方は、合氣道をされていたようですね」との問いかけに「はい、それは自分の心が如何に大切かを学びました…」と応えられていました。

相撲場所で、力士から「合氣道」という言葉が出たことも又大変珍しいことで、一瞬、昔の懐かしい思い出が浮かんできました。
posted by 弘心 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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