強い意志と信念をもって行えば必ず夢は叶う。と言う意味です。
このことわざは、中国『列子』「湯問」に書かれたもので、「愚公という老人の家の前に二つの大きな山があり、何処へ行くにも回り道をしなければならなかつた。そこで老人は不便なので山切りくずしを決断しました。そして何代にも掛けていつ完成するかもわからないが1人で山を切り崩し始めました…。
愚公の熱意を感じた天帝が二つの山を取り除いたという故事から出た言葉です。
今から50年前にアインシュタイン博士は東京のホテルに泊まった時、ベルボーイにある言葉を書いたメモを渡しました。そのメモは約2億円で落札されたそうです。その言葉は、愚公移山と同じ言葉でした。
又、ゴーダマ・ブッダは、「総ての結果は、自然法則において現れる。即ち、努力にふさわしい結果が現れる」と。
私達は、私達の目の前に人生に関する明白な事実があるのに、ずっとそれを無視しているのです。それが無知というものです。
修行とは、無視する代わりにたった今、ありのままに自らの経験と共にあることを最優先にすることです。それはたった今ここで起こっていることに注意を向けることなのです。即ち、心が無知から出て自由に向かう道なのです。