道 場
心身統一合氣道会弘心館道場に規約が存在する。
その主なものとして、「争わざるの理」を理念とし「人格の涵養を図ること」が目的としている。そして「四維」遵守して、「四患」は決しておこなってはならない、としている。
このことは、武道(心身統一合氣道他)には、「『人間』としての生き方」を学ぶことにあるからであります。
振り返りますと、私は75年にわたって合氣道なるものの真髄と、物事の真理を求めてきた。
父奥山喜峰、植芝盛平翁、中村天風、日野撤叟、藤平光一、安岡正篤(敬称略)その他多くの先達から学ばせて頂いた。感謝以外なにものでもない。
しかし、小生の未熟さから、過去弘心館道場において、導き得なかった者がいる。残念である。
一人は、性格異常と言わざるをえない者でした。道場に来られている女性会員に今でいうセクハラ行為をしたのである。何故かすぐに辞めていく人が増えだしたのです。被害にあった人に話を聞くと、聞くに堪えないものでした。
破門としました。
もう一人は、発達障害(アスペルガー症候群)であることが発覚しました。
自分のことしか頭にない、話す言葉の内容が理解できない、目を合わさない、話している言葉の行間にあるものを読み取ることが出来ない…など。その為に、人としての守るべき筋道が理解できない為、非常識な行動に出る…他。
専門医の話では、この病気は脳のある部分に障害があり。薬や心の問題では治療できないということでした。
そのことに長年気付かなかった自分自身に荒まじい怒りを感じました。
除籍処分としました。
いずれにしても教える者、学ぶ者は、「啐啄同機」を心中にもつと共に、「教学相長ず」を共感することが重要であります。
2024年12月12日
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